目次
子どもの受け入れ年齢と設備
未就学児のカット受け入れ条件
QBハウスでは子ども用に明確な年齢制限は設けていません。
ただし、安全のため「一人で椅子に座れ、カット中じっとできる子ども」であればカット可能という条件があります。
抱っこしたままの乳児カットには対応しておらず、未就学児でも自力で座れない場合や動いてしまう場合は難しいとされています。
小学生以上であれば基本的にカット可能ですが、それでも落ち着きがない場合は状況によって断られることもあります。
要するに、「座って大人しくできるかどうか」が受け入れの目安になっています。
子ども向け設備の有無
QBハウスは大人と同じ空間・設備でスピーディなカットを提供する理髪店です。
各席は半個室的にパーティションで仕切られており、子どもでも周囲の視線を気にせず座れます。
また、全店舗でではありませんが身長の低い子向けに補助いす(クッション)が用意されており、椅子が高すぎる場合はそれを使って高さ調整してくれます。
実際、店内正面の理容椅子には子ども用クッションが載せられており、小柄な子でも安定して座れるよう配慮されています。
一方で、車の形をしたキッズチェアや玩具・DVDといった子ども用の特別な設備はありません。
店内には鏡や順番待ち状況を示す小型モニターが各席前についていますが、子どもをあやすための映像が流れるわけではなく、あくまで身だしなみを短時間で整えるためのシンプルなブース設計です。
実店舗ではこのように子どもが通常のカット席に座って施術を受けます。
必要に応じて補助クッションで高さを調整し、ケープを付けて大人と同様にカットします。
QBハウス側は子ども専門を謳ってはいませんが、条件を満たす子であれば受け入れており、大人と同一料金・同一サービスで対応しています。
キッズスペースや特別サービスの有無
基本的にQBハウス店舗内にプレイルーム等はありません。
しかし地域や店舗によっては簡易的なキッズスペースを設置している例もあります。
例えば広島県内のある店舗ではブロックやミニカーで遊べるコーナーが用意されており、未就園児なら数人でいっぱいになる程度の小さなスペースですが、子どもが一人遊びできる環境が整っていました。
ただしキッズスペースの有無や広さ・おもちゃの種類は店舗ごとに差があり、全店で期待できるものではありません。
基本は親がそばについて数分間待たせる前提ですが、店舗によっては子どもにカット後に簡単な景品(おもちゃ)を渡すサービスを行っているケースもあります。
実際、京都のある店舗では10分以内のカット終了後、子どもがクジを引いて小さなおもちゃをもらい機嫌よく帰れたという例もありました。
このようなサービスはチェーン全体で標準ではありませんが、店舗独自や地域の子育て支援策の一環で行われている場合があります。
子連れ利用者がQBハウスに求めるもの
時間の節約と手軽さ
子育て中の親にとって「短時間で終わる手軽さ」はQBハウス最大の魅力です。
予約不要でふらっと立ち寄れば約10分でカットが完了し、思い立ってから30分もあれば全て終わるスピード感があります。
普通の美容院のように事前予約して長時間かけて…という手間がなく、子どもが飽きる前にさっと済ませられる点は大きなメリットです。
実際あるお母さんは「公園にも行けず暇な雨の日、思い立って娘の髪を切りにQBハウスへ行ったら、待ち時間もなくあっという間に終わって助かった」と語っています。
この「時短」は、じっとするのが苦手な子どもにも親にもストレスが少ない利点と言えます。
コストパフォーマンスの良さ
料金の安さも子連れ親には見逃せないポイントです。
QBハウスのカット料金は大人も子どもも一律1,350円(税込)で、シンプルなヘアカットのみの提供です。
子どもの髪でも大人と同額ではありますが、一般の美容院では子どもでも3,000~4,000円程度請求されることも多く、それに比べれば十分安価です。
実際「ほんの少し前髪を切るだけなのに子ども料金も大人並みに取られてショックだった」という母親が、QBハウスの1,350円なら納得できると利用に切り替えるケースもあります。
また兄弟姉妹がいる場合、専門キッズサロンで全員分となると費用がかさみますが、QBハウスなら家族全員がリーズナブルな定額で済むため家計に優しいとの声もあります。
利便性と親子の利用しやすさ
QBハウスは駅ナカやショッピングモール内など店舗数が多くアクセスしやすい場所に出店しており、買い物ついでや送り迎えの合間に立ち寄れる手軽さも支持されています。
予約不要なので「子どもが機嫌の良い今のうちに切ろう」と思ったタイミングで行動でき、育児のスケジュールに組み込みやすい利点があります。
さらに親子で交互にカットする使い方もしやすく、例えば父親と子どもが一緒に店を訪れ順番にカットするようなことも可能です。
実際、あるご家庭では「子ども向け美容院とQBハウスを交互に利用する」ルールを決め、お父さんが3歳の娘さんをQBハウスに連れて行き一緒にカットしているそうです。
QBハウスのカット時間の短さゆえ、子どもは自分のカット後に店内で待っていても退屈しにくく、親のカットが終わるのも落ち着いて待てたという報告もありました。
このように家族で気軽に利用できる点も、忙しい子育て世代にとっては魅力と言えます。
親・子・スタッフそれぞれの口コミエピソード
親から見た体験談
子どもの髪を切る親御さんたちの口コミには様々な声があります。
ポジティブな例としては、「前髪カットくらいならQBハウスで十分。仕上がりも美容院と変わらず満足だし、店内も清潔で明るい」という感想や、「10分強でさっぱり整えてくれて子どもも可愛くなった。
コスパ良くておすすめ」という評価があります。
実際に5歳の女の子をQBハウスでカットしたお母さんは、席がカーテンで仕切られて他のお客(ほとんど中高年男性)と視線が合わないのも安心材料だったと述べています。
一方、ネガティブな体験談としては「担当者によって当たり外れがある」「スピード重視で雑に感じた」といった声もあります。
ママ向けQ\&Aサイトでも「素人が切ったみたいにガタガタになったことがある。
やはり普通の美容室の方が安心」という意見があり、技術面を不安視する親もいるのは事実です。
ただしQBハウスのスタッフは基本的に経験豊富で手際が良いとの評価も多く、「研修をしっかり受けたプロが対応しているので変な髪型にはならなかった」という声も聞かれます。
子どもの反応とエピソード
子ども本人の反応も様々ですが、共通するテーマは「最初は怖がったが慣れれば大丈夫になった」という点です。
例えば1歳10ヶ月で美容室デビューした女の子の場合、初めは案の定泣いてしまったものの数分で泣き止み、以降は平気になったといいます。
数回経験するうちに今では自ら椅子に座るほどリラックスしているとのことで、子どもも回を重ねればQBハウスの雰囲気に慣れるようです。
また、QBハウス特有の仕上げである髪の毛吸引機(掃除機のような器械)は子どもにとって珍しく、ある4歳男児は「毎回チョキチョキ素早く切られるのは少し緊張するけど、最後のブイーン(掃除機)がおもしろい」と話していたそうです。
10分程度で切り終わるため長時間じっと我慢する必要もなく、3歳の女の子のお母さんは「子が飽きてしまう前にカットが早く終わるのは本当に助かる」と述べています。
ただし中には感受性が強く「見知らぬ場所でハサミを向けられる恐怖」で泣いてしまう子もおり、特に初利用では泣く子が多いとも指摘されています。
親としては泣かれて焦るところですが、スタッフはいったん落ち着かせながら素早く仕上げてくれるケースが多く、「泣いても手早く終わったので助かった」「終わる頃には子どもも機嫌が直った」という経験談も見られます。
スタッフ側から見た子どもカット
現場の理美容師にとっても、小さな子どものカットは非常に神経を使う作業です。
美容師の使うハサミは鋭利で、ほんの一瞬触れただけでも切れてしまうため、子どもが急に動けば怪我につながりかねません。
ある美容師は「じっとしている子でも10~20分間ずっと不動というのは難しく、ちょっと首を傾けたりするだけでも皮膚を切らないよう注意が必要。
大人以上に集中力と気遣いが要る」と述べています。
そのため混雑時など余裕がない状況では、小さなお子様のカットをお断りする判断をすることもあるそうです。
実際、他チェーン店で「もし途中で暴れたら中途半端でも終了しますがいいですか?」と念押しされた末に断られた2歳児のケースも報告されています。
QBハウスでもスタッフを指名することはできないため、子どもの扱いに慣れた人に当たるかどうかは運次第という面があります。
ただ、多くのQBハウススタッフは過去に一般サロンでの勤務経験があり、研修や現場経験を積んでスキルを磨いているプロです。
短時間で数多くの客をこなす分、子どもの毛量程度であれば素早く整えられる技術を持っていますし、子どもが動きそうなタイミングを予測してハサミを止める配慮などもしてくれます。
スタッフ側も「お子様のカットは正直大変」と本音を漏らしつつ、「だからこそ怪我のないよう細心の注意を払っている」とのことで、安全第一で対応していることが伺えます。
他の理容チェーンとの比較:年齢制限と受け入れ体制
カットファクトリーのケース
QBハウスと同様、全国展開するカット専門店「カットファクトリー」でも年齢制限は特に設けていません。
公式FAQでも「小さなお子様(未就学児)の場合は、事故防止の観点より一人で椅子に座れ、カット中動かずにじっとしていられるお子様であればカットいたします」と明記されており、受け入れ条件はQBハウスとほぼ同じです。
つまり未就学児でも自分で座っていられればOKですが、そうでない場合は難しいというスタンスです。
設備面でも各店舗に補助椅子があり、身長の低い子でも椅子に座らせてカット可能です。
カットファクトリーの場合、店舗情報に「Cあり」のマークでキッズチェア設置店が分かるようになっており、一部店舗では子ども用いす(おそらく高さ調整用の椅子)が用意されているようです。
料金は1,000円(税込1,100円)程度と低価格で、券売機で前払いするシステムや10~20分程度で仕上げる点もQBハウスと共通しています。
総じて、安全に配慮しつつ子どもの受け入れは可能だが専門サービスは特に設けていない、という意味でQBハウスとほぼ同一の方針だと言えます。
イレブンカットのケース
ショッピングセンター等に多い「イレブンカット(11cut)」は、QBハウスよりやや美容室寄りのサービス形態ですが子どものカットにも積極的です。小学生以下向けにキッズカット料金が設定されており、カットのみなら税込1,540円と明示されています(中高生は別料金))。
実際の受け入れ年齢も低く、公式には明文化されていませんが1~2歳台から施術してもらえた例があります。
あるお母さんは娘さんを1歳10ヶ月でイレブンカットデビューさせ、「最初は半信半疑だったが笑顔で『大丈夫ですよ』と言ってもらえた」と述べています。
その際、2歳くらいまでは母親の膝上に座らせてカットしてくれ、2歳半以降は店舗備え付けの子ども用補助椅子(ブロック椅子)に一人で座らせて切る対応でした。
このようにイレブンカットでは必要に応じて親が抱っこした状態でのカットも行っており、QBハウスでは不可としている方法で小さな子にも対応していると言えます。
その反面、安全確保のため店舗や担当者によっては対応がシビアになる場合もあり、実際に「2歳児を連れて行ったら危ないからと断られた」というケースも報告されています。
イレブンカット側も基本方針は「動かず座っていられればOK」ですが、現場の裁量で難しいと判断されることもあるようです。
とはいえキッズ料金の設定に見られる通り、子ども客も取り込もうという姿勢はQBハウスより強く、店舗によってはキッズ用の簡易遊具や親子で通いやすい雰囲気づくりをしているところもあります。
サービス内容もカットオンリーではなくシャンプーを含むメニューが選べたり(カット+シャンプーで税込2,475円など)、スタイリングまで対応する点で、より美容室に近い柔軟な体制です。
総じてイレブンカットは「早く安く」という利点を生かしつつ子ども歓迎の傾向があり、親のひざ乗せOKなど受け入れ体制に融通が利く点がQBハウスとの大きな違いと言えるでしょう。
その他の低価格理容チェーンの場合
「1,000円カット」に類する他のチェーン店(例:カットエー、クイックカットBB、髪ショートなど)も、基本的には年齢制限なし・動かなければOKという方針が一般的です。
多くの店舗で明示的なガイドラインは出していませんが、現場判断では「お子さんでもおとなしくできれば歓迎」「暴れて危険そうならお断り」という対応で共通しています。
安全面への配慮やビジネスモデル上の理由(短時間で回転させる必要があるため長時間かかる幼児対応は難しい)から、その点はどのチェーンも譲れない部分です。
一方で、チェーンごとの子ども受け入れ体制には微妙な違いもあります。
たとえばキッズ向けのサービス充実度で言うと、QBハウスは上述の通り特別な設備はありませんが、他チェーンでは店舗ごとに簡単な遊具を置いたり、カット後にお菓子を配るサービスをしている所もあるようです。
また料金体系でも、QBハウスやカットファクトリーは一律料金なのに対し、イレブンカットのように年齢別料金を設定して子ども客を取り込んでいるチェーンもあります。
加えて、親の膝上カットを許容するかどうかといった安全ポリシーの差も見られ、QBハウスやカットファクトリーは「膝上不可」で統一的なのに対し、個人経営の1,000円カット店などでは状況に応じ柔軟にやってくれる例もあるようです(ただし事故リスクは高まるため店舗判断となります)。
いずれにせよ、低価格帯の理容店は子どもの受け入れ自体は拒んでおらず、各社とも基本的な条件は「一人で座っていられること」に尽きます。
そのうえで設備やサービス面ではチェーンによって子どもへの配慮度合いが異なるため、親としては自分の子の性格や年齢に合った店を選ぶことが大切でしょう。
QBハウスのスタッフ研修と予約・混雑状況
子ども対応に関するスタッフ研修
QBハウスでは入社後約6ヶ月間、独自の研修プログラム「ロジスカットスクール」にてカット技術や接客をみっちり学びます。
朝から夕方までの実技・講義と店舗OJTを組み合わせ、従来数年かかる技術習得を半年に凝縮してスタイリストデビューさせる仕組みで、業界内でも研修制度が充実していると評判です。
この研修の中で特に子ども専用の対応カリキュラムがあるわけではありませんが、接客の基礎訓練の中で幅広い年齢層への対応力は養われています。
また研修卒業後も、実際に多様なお客様を相手にすることでスタッフは次第に子どもの扱いにも慣れていきます。
QBハウスの平均スタッフ年齢は40歳前後とされ、自身が子育て中の社員も多いためか「子どものぐずりそうなタイミングを見計らって声がけしてくれた」「嫌がる素振りにすぐ気づいて切るのを一旦止めてくれた」など現場での臨機応変な子ども対応を評価する声もあります。
もちろん個人差はありますが、QBハウスでは全員が一定の技術研修を経ており、少なくとも「素人同然」のスタッフに当たってしまう心配は少ないと考えてよいでしょう。
子ども対応だけを特別視しているわけではないものの、「安全第一」「顧客満足度重視」の企業文化の中で結果的に子どもにも配慮した接客がなされているようです。
予約不要と混雑時間帯の傾向
QBハウスは全店予約不要の先着順制です。
来店したら券売機でチケットを購入し、待っているお客さんがいれば店内の待合席で順番を待ちます。
各店舗には店外からでも分かる「信号機ランプ」が設置されており、現在の混雑状況を色で知らせています。
緑は「すぐカット可」、黄は「5~10分程度待ち」、赤は「15分以上待ち」という目安で、例えば店頭ランプが黄色の際に実際に約11分待ちだったケースもあり、概ね表示通りの待ち時間で回転しています。
最近では公式サイトやアプリ上でも各店舗の待ち人数をリアルタイム表示しているので、自宅から混雑状況を確認してから出向くことも可能です。
混雑する時間帯は立地や平日/休日によって差はありますが、共通して言えるのは土日祝は終日混みやすいということです。
休日のQBハウスは家族連れや買い物客などで需要が高く、ある店舗では土曜朝の開店2分前に既に3人が並んでいたため、開店と同時に席が埋まり10分ほど待つことになった例もあります。
小さな子を連れて長く待つのは大変なので、可能なら平日に利用するのがベターでしょう。
平日の中でも比較的空いていると言われるのは朝イチの時間帯です。
開店直後はまだ客が少ないことが多く、「朝ごはんを食べて機嫌の良い午前中」にサッと行ってしまうのがおすすめと先輩ママたちは口を揃えます。
逆にお昼前後はどうかというと、店舗によっては「平日12時台は意外と穴場だった」という声もあります。
これはお昼休みに来店するビジネスマンで混む店もあれば、一旦客足が途切れて空く店もあるためで、一概に言えません。
ただ夕方以降は総じて混む傾向があります。
学校や仕事帰りに立ち寄る人が増える16~19時頃は待ち人数が伸びやすく、目安として「平日なら16~17時あたりが比較的狙い目」と店舗掲示している例もありました。
子連れの場合、夕方は子どもが疲れてぐずりやすい時間帯でもあるため、できれば避けた方が無難です。
待ち時間を短く済ませるコツとしては、混雑する曜日・時間を外すことと、事前に店舗の待ち状況をチェックすることが挙げられます。
ベビーカーで行く場合はエレベーターでアクセスしやすい店舗を選ぶ、子どもが二人以上いる場合は一人で連れて行かず祖父母などに手伝ってもらう、といった工夫も有効でしょう。
QBハウス自体の待ち時間は長くてもせいぜい30分程度ですが、やはり小さな子にとっては10分でも長く感じるものです。
幸いカット時間が短いので回転は速く、「思ったより早く順番が来て驚いた」という声もあります。
信号機ランプやオンライン表示をうまく活用しつつ、子どものコンディションの良いタイミングで賢く利用するのがポイントです。