目次
整髪料を付けて来店した場合の公式対応と追加料金の有無
公式案内に見る整髪料付き来店の可否
QBハウスはヘアカット専門店であり、基本的にシャンプー設備やスタイリングサービスがありません。
そのため、整髪料を多く付けた状態で来店するとカット自体を断られる場合があります。
実際、競合店のサンキューカット公式サイトでも「整髪料で固めた髪につきましては、カットをお断りする場合もございます」と明記されています。
これは短時間で正確にカットするために、髪が自然な状態であることを求めているからです。
追加料金が発生するサービスはあるか
QBハウスでは整髪料を使ったセットやシャンプー等のサービス自体が提供されていないため、整髪料関連で追加料金が発生することはありません。
例えば、一般的な美容室や一部の低価格チェーン(イレブンカットなど)では、ワックス除去のためにシャンプーを追加し、有料対応するケースがあります。
しかしQBハウスではカット以外の施術がないため、そもそも追加料金の設定も存在しないという状況です。
利用前に髪を整えておくことで、余計なサービスや料金を気にせずスムーズに利用できます。
整髪料を付けたまま来店した利用者の体験談と対応パターン
カットを断られたケース
利用者の声として、店頭に「ワックス禁止(カットお断り)」と掲示している店舗も存在し、実際にワックスをつけた客は入店を断られたという証言があります。
Yahoo!知恵袋の投稿では、他チェーンですが「整髪料で髪をガチガチに固めた客はお断り」と明示している例が紹介されており、QBハウスでも同様に重度の整髪料使用時は受付を遠慮される可能性があります。
こうしたケースでは、スタッフから来店前に整髪料を落とすよう促されるか、カット自体を断念せざるを得なくなる状況が考えられます。
霧吹きや拭き取り対応が行われたケース
一部の理美容師は、整髪料が付いた髪に対して霧吹きで湿らせてワックスを浮かせ、できるだけ取り除いてからカットする対応を取ることもあります。
実際の体験談では、前回はスタッフがスプレーで髪を濡らしワックスをある程度落としてからカットしてくれたという例があります。
このように、店舗や担当者によっては可能な範囲で整髪料を拭き取る努力をしてくれる場合もあります。
ただしその際も完璧に落とせるわけではないため、後述するように仕上がりへの影響は残ります。
整髪料を付けたままカットされたケースとその影響
霧吹き対応すら行われず、そのまま整髪料付きの髪をカットされたケースも報告されています。
ある利用者は、ワックスで固まった髪を無理に櫛でとかされた結果「ギシギシと引っかかって痛かった」と述べています。
カット後、担当スタッフから「ワックスが付いていると髪の重さが分からない」と不満げに言われたという証言もあり、仕上がりも自宅で洗髪するとバサバサになってしまったとのことです。
このように整髪料を付けたまま強行すると、理容師側の技術発揮が難しくなり、利用者にとっても痛みや仕上がり不良といったデメリットが生じやすいことが分かります。
カット精度や衛生面から事前に整髪料を落とすべき理由
正確なカットのため整髪料は事前オフ推奨
髪にワックスなどが付着していると、ハサミやバリカンの通りが悪くなり正確なカットが難しくなります。
整髪料で髪が束状に固まってしまうと、毛量や長さの判断を誤りやすく、理想のスタイルに仕上げにくくなるのです。
実際に理容師から「ワックス付きだと髪の重さ(ボリューム)が分からない」と指摘されたケースもあり、カット精度を保つには髪を素の状態に戻しておくことが重要と言えます。
競合店も「正確なカットに仕上げる為、スタイリング剤の付いていない自然な状態で来店ください」と案内しており、業界全体で事前の整髪料オフが推奨されています。
衛生面・快適性の観点からの理由
整髪料が付いた髪をそのままカットすると、切った髪が頭皮や髪に貼りつきやすく不快です。
QBハウスではカット後にエアウォッシャー(掃除機状の機器)で毛くずを吸い取りますが、ワックスで濡れた髪だと細かな毛が残りやすくなります。
また、ワックスが付着した状態でブラシやコームを使うと、それらの器具にも整髪料が付き衛生的とは言えません。
前述の利用者は、カット後に同じブラシで仕上げられるのが「神経質な自分には嫌だった」と感じたとも報告しており、衛生面でも整髪料無しの方が安心です。
さらに、カット後に髪に残った整髪料と切れ毛が混ざるとベタつきや痒みの原因にもなり得るため、事前に洗い流しておくことで快適に施術を受けられます。
店舗での整髪料除去サービスと来店前の準備
QBハウスにおけるシャンプー・整髪料除去の有無
QBハウスではシャンプー設備がなく、髪を洗うサービスは提供されていません。
そのため、整髪料を落とす専用サービス(例えばウェットタオルでの拭き取りやプレシャンプー)は基本的に行われていません。
前述のように担当スタッフの裁量で霧吹きを使う程度の対応はありますが、これは正式なサービスではなく応急的な対応です。
また、QBハウス通常店舗ではカット後のスタイリング剤塗布サービスもありません(※スタイリング剤の持ち込み依頼にも応じていない)。
したがって、整髪料が付いたままでは追加料金云々以前に十分なサービスを受けられないのが現状です。
自分で整髪料を落とすための事前準備
整髪料を付けた状態でどうしても来店せざるを得ない場合は、利用者自身で事前に対応することが望ましいです。
具体的には、来店前にトイレなどで水道を借りて髪を濡らしワックスを軽く落としておく、またはウェットシートや濡らしたタオルを持参して拭き取るといった工夫が考えられます。
実際、ある利用者はQBハウス利用後にすぐ自宅に戻って髪を洗えるよう段取りしたと述べています。
このように「直後に洗髪できる状況を作る」ことを本人も推奨しており、整髪料付きで来店するならばカット後速やかに洗える環境を用意しておくと安心です。
店舗側も快適に作業でき、利用者も仕上がり後の不快感を減らせるため、事前準備は双方にメリットがあります。
競合チェーンや美容室との時間・価格・サービス比較
時間と価格における違い
QBハウスは「10分程度のスピーディなカット」を売りに、2025年現在カット料金1,400円(税込)で展開しています(※2025年2月に1,350円から値上げ)。
一方、競合のカットファクトリーやサンキューカットも概ね10~15分前後の施術時間で、料金は1,000〜1,300円台と低価格です。
例えばサンキューカットは約10分・1,300円(税込)を目安としています。
これら超短時間カット専門店はいずれも予約不要で回転率重視の運営です。
ただしイレブンカットのようにやや価格帯が上がり(カット税込1,650円程度)時間も15〜20分程度かける代わりにサービスを拡充しているチェーンもあります。
一般的な美容室ではカットに30分〜1時間、料金も4,000〜6,000円程度が相場で、QBハウスとの時間・価格の差は歴然としています。
サービス範囲・オプションの違い
QBハウスはサービス範囲を徹底的にカットのみに特化しています。
シャンプー・ブロー、顔剃り、スタイリング剤での仕上げなどは一切行わず、カット後は髪をエアウォッシャーで吸い取って終了というシンプルさです。
競合のカットファクトリーや3Qカットも基本方針は同じで、追加サービスは極力省いています。
その代わりに低価格・短時間を実現し、スタッフの指名も不可・電話も置かないなど徹底した効率化を図っています。
一方でイレブンカットは低価格帯でありながらシャンプー(自動洗髪機による)をオプション提供しており、+550円ほどでカット前後に洗髪可能です。
またカラーやパーマ等のメニューもあり、ファミリー向けサービスを広げています。
一般美容室ではこれらに加え、カウンセリングやスタイリング指導、ドリンクサービスが付く場合もあります。
つまり、QBハウスは時間と価格重視でサービス範囲を割り切っているのに対し、競合チェーンや美容室は価格や時間と引き換えに付加サービスを提供することで差別化を図っています。
QBハウスの差別化ポイントまとめ
総合すると、QBハウスの強みは「迅速・安価で身だしなみを整えたい」というニーズに特化している点です。
予約不要で思い立ったときにすぐ利用でき、料金も明朗会計の一律料金という手軽さがあります。
他方、サービス簡素化ゆえの制約(整髪料は事前に落とす、自分でスタイリングする必要がある等)も明確です。
しかしそれらは裏を返せば「身嗜み程度のカットで十分」「細かいサービスは自分でできる」という利用者には問題になりません。
競合チェーンと比べても店舗数の多さや待ち時間の見える化システムなど利便性に優れており、また一般美容室と比べれば圧倒的に時短・低コストです。
要するにQBハウスはサービス範囲を限定する代わりにスピードと価格面で差別化しており、そのコンセプトが多忙な現代人に支持されていると言えます。
自宅で再現しやすいスタイリングアドバイスと潜在ニーズ
整髪料なしでもまとまる髪型の工夫
整髪料を使わないで済む髪型にするためには、カット時に再現性の高いスタイルをオーダーすることがポイントです。
例えば、髪質やクセを踏まえてボリューム調整してもらい、乾かすだけで形になるようなレイヤーや梳き加減に調整してもらいます。
QBハウス利用時にも「できるだけ手がかからないように」と希望を具体的に伝えると良いでしょう。
トップを短めにして自然に立ち上がるようにしたり、重めの部分を減らして寝癖が付きにくいようにするなど、乾かすだけでそれなりに形になるカットを目指すことで、整髪料なしでもまとまりやすくなります。
加えて、髪を結んで跡が付くような長さやスタイルは避け、普段のライフスタイルに合ったシンプルな髪型を選ぶと自宅でのお手入れも格段に楽になります。
スタイリングの基本テクニック(ブローや軽い整髪料の活用)
カット後のスタイルを自宅で再現するには、ドライヤーによるブローが最も重要な工程です。
まずシャンプー後にしっかり髪を根元から乾かし、毛流れやボリュームを整えます。
ブローだけである程度シルエットを形作っておくことで、整髪料なしでもまとまりがよくなります。
また必要に応じて軽めのスタイリング剤を少量使うのも効果的です。
例えばヘアミスト(寝ぐせ直しスプレー)を吹きかけてからブローすると髪が扱いやすくなりますし、仕上げにごく少量のソフトワックスを手のひらによく伸ばして毛先になじませれば自然な動きとキープ力が出ます。
ポイントは「つけすぎないこと」で、あくまで髪型を補助する程度に留めれば、次回のカット時にも落としやすくなります。
最後に必要に応じてハードスプレーを軽く振れば、一日中崩れにくいスタイルが完成します。
ドラッグストアで手に入るおすすめ整髪料
自宅での再現性を高める助けとなる市販のスタイリング剤もいくつか紹介します。
まず定番はギャツビー(GATSBY)やUNOといったメンズ向けヘアワックスです。
ギャツビーの「整髪料」シリーズは硬さや仕上がりの異なる種類が豊富で、自分の髪型に合ったものを選べます(マットに仕上げたいならグレーのムービングラバー、軽く動きを出したいならオレンジなど)。
また、ウェットな質感を出したい場合はドラッグストア限定のスタイリンググリースも人気です。
例えばギャツビーのスタイリンググリースはツヤを出しつつ適度なセット力があり、自然な大人っぽい仕上がりになります。
一方、整髪料に抵抗がある方にはヘアウォーター(寝ぐせ直し用水)がおすすめです。
朝、水で濡らす代わりにシュッとスプレーして手ぐしで整えるだけで髪が落ち着き、ワックスほどのベタつきもありません。
ドラッグストアでは「サムライウォーター」や「マンダムの寝ぐせ直し」など手軽な製品が手に入ります。
さらに、髪のパサつきを抑えたい場合は少量のヘアオイル(例えばリーゼのヘアフレグランスオイルなど)を毛先につけるとツヤが出てまとまりが良くなります。
いずれも1,000円前後で購入できる製品ばかりですので、自分に合う整髪料を試してみると良いでしょう。
簡単スタイリングを望む利用者の潜在ニーズ分析
QBハウスを利用する多くの方は、「手早く安く髪を整えたい」という表向きのニーズの他に、「自宅でのケアにも手間をかけたくない」という潜在的なニーズを持っていると考えられます。
整髪料を付けずに来店するルール自体が、その後のセルフスタイリングにも直結するため、実は「スタイルの再現性」「扱いやすさ」への期待が高いのです。
例えば、仕事や学校で忙しい利用者は朝のスタイリング時間を短縮したいと望んでおり、カット後に自分で簡単にセットできる髪型だと非常に助かります。
整髪料なしでも決まる髪型であれば、外出先でワックスを持ち歩く必要もなく、清潔感も保ちやすいでしょう。
また、肌が弱くて整髪料を使いたくない人や、ヘアケアにコストをかけたくない人も存在します。
QBハウス側も「10分の身だしなみ」を掲げている通り、過度なおしゃれより日常の清潔感維持に重きを置いたサービスです。
そのため利用者の潜在ニーズとしては、「プロに頼らずとも自分で維持できるヘアスタイル」が求められていると言えます。
今回紹介したブロー方法やライトな整髪料は、まさにそうしたニーズに応えるセルフケア手段です。
利用者は必要最低限の手間と道具で身嗜みを整えたいと考えており、QBハウスのコンセプトと相まって、そのニーズに応える情報提供(スタイリングアドバイスや商品提案)は今後さらに求められるでしょう。